子どもが将来大きくなって、社会に飛び出していくとき、自立した大人になってほしいというのは親として誰もが思うことではないでしょうか。
自分自身で失敗から立ち直ったり、生きていくための力を身に付けることはとても重要なことです。
私も自立した大人になってほしいと常々思っています。
今回は、自立した大人になるために子どものころから気を付けておきたい4つのポイントをまとめました!
子どもの自立心ってどんなもの?
自立と聞くと、自分のことは自分でやる!というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?
しかし自立心とは、自分からやりたいことや、すべきことを選んで、行動に責任を持つ姿勢を指すことが多いです。
赤ちゃんの頃を超えて、段々自我が強くなってくると何でも自分でやりたがるケースも出てくるでしょう。
こうした、子ども自身が自分から「これがしたい」「あれがしたい」と感じ始めるのは自我が芽生え始めた証拠です!
親としては大変な時期ですが、嬉しい気持ちもありますよね。
反対に、「これはしたくない」「あれはやりたくない」という拒否の姿勢も、自立心から来ています。
子どもが自分でやりたいこと、やりたくないことを選べるようになるのは、子どもの中で様々な葛藤や、自立の気持ちが大きくなっているからですね。
自立心は将来社会に出ていくうえでとても重要で、自分なりの将来を作っていくために必要な要素と言えるでしょう。
子どもに自立心がない状態で育つとどうなるの?
それでは、もし自立心がない状態で大人になるとどうなるのでしょうか?
子どもの自立心の芽生えを妨げる大きな原因は、親の過保護や過干渉にあると言われています。
特に、中々時間に余裕がないとついつい手を出してしまいがちですが、何でも親がやってあげてしまうと、子どもは自分から動こうとする気持ちを育むことができません。
親が先回りして導いてしまうと、失敗することもできないため、自分の行動を工夫する力も身に付きづらくなるでしょう。
他にも、親の理想や願望を押し付けすぎてしまうことも原因の一つとされています。
例えば、子どもの望んでいない習い事を続けさせたり、1日のスケジュールを全て親が決めてしまったり…親がレールを敷いてしまうと「もう決まったことだから」と考えない子どもに育ってしまう可能性もあります。
ときには子どもの「やってみたい」が親の理想と沿わないときもあるかもしれません。
そんなときは、できるだけ子どもの気持ちに沿って、考える機会にしてあげるといいかもしれません。
反対に、簡単に否定をしてしまうと子どもに「どうせやらせてもらえない」という気持ちが芽生え、委縮してしまうこともあります。
そうなると自分で考える機会がなくなると同時に、諦め癖が付きやすくなってしまいます。
このような環境で、自立心が育たないと、いざ大人になって自分で人生を選択する際に、どうしていいか分からなくなってしまいます。
他人の意見に振り回されたり、新しいことに中々チャレンジできなかったりなど、自分で人生を設計する能力のない大人になってしまうのです。
子どもの自尊心を育てるために大切な4つのポイント!
それでは、どのような行動が子どもの自立心を伸ばしていくことに繋がるのでしょうか。
大切なポイントを4つご紹介します。
①日常の成功体験を積み重ねる
子どもの自立心を育てるために最も大切なのは「自分はできる」という経験をたくさん積んで、自信を持つことです。
自分の行動から良い結果につながる経験が多ければ多いほど、どんどん自立心は大きく育まれていきます。
そのために、もし困っている様子が見られても、簡単に交代したり手伝ったりするのではなく、子どもにしっかり失敗をさせてあげることも大切です。
子ども自身が達成感を得られるように、少しだけヒントを与えたりやり方を見せたりして、自分の力で最後までやりきることができるように促しましょう。
最初は身支度など、簡単なことから始め、徐々に子ども自身の成功体験を繰り返し重ねることで、次に自分で何ができるのかを発見していくことが重要です。
②子どものやりたい気持ちを尊重する
先に触れたように、自立心とは自分からやりたいことや、すべきことを選んで、行動に責任を持つ姿勢を指します。
そのため、子どもが新しいことにチャレンジしようとしたときはできるだけ応援してあげることが自立心の成長に欠かせません。
子どもが新しいことにチャレンジできるのは、親が絶対的な安心感を与えている時だけです。
自立心を伸ばすために、子供の意見を認める姿勢は大前提!
子どもが何かやりたいと言い出した際は、初めから否定してあり茶化したりせず、真剣に向き合ってあげましょう。
もし、親が子どものやりたいことを認めてあげないと、自立心が育つ機会がなくなってしまいます。
それどころか、親の顔色をうかがう気持ちが強くなってしまい、何事もすぐに諦めてしまう癖がつくこともあります。
子どもの自発的な行動はできるだけ大切にしてあげ、子どもの思いを受け止めることから始めることが大切です。
③子ども自身が選ぶ・目標を持つ
子ども自身が自由に選べるのだという自覚を持たなければ自立心は育ちません。
何でも親が決めてしまうと、それが当たり前だと感じるようになってしまい、自分で自分のことを決めることができなくなってしまいます。
自立心は、自分で考える習慣がなければ身に付かないものです。
子ども自身に選択権があるのだということをしっかり認識してもらえるようにしましょう。
また、もし自分で何かを決めることが難しいならば選択肢を与えてあげることもやり方の一つです。
④失敗しても責めない
様々な経験をすれば、それだけ多くの失敗をするものです。
しかし、うまくいかずに落ち込むのは何よりも子ども自身。
失敗しなければ分からなかったこと、見えてこなかったものもあるので、決して失敗を叱りつけないようにしましょう。
もし子どもが失敗したときは、何が良くなかったのかを一緒に考え、原因と対策を一緒に考えてあげるのもいいかもしれませんね。
失敗しても責めずに一緒に受け止めてあげることで、次も挑戦してみようという安心感にもつながります。
親は我慢して見守ることが一番大切
大人からすると子どものやること、なすことはどれも危なっかしくて見ていられない気持ちになりますよね。
私もいつもハラハラしてしまいます(笑)
しかし、自立心を育てるためには手出し・口出しはできるだけしないほうが良いとされています。
大人なら考えればわかることも、初めて経験する子どもにとっては想像できないのは当然のこと。
そこで身をもって何が起きるのかを知っていくことで、自分なりの知識や経験にすることができます。
そして、段々と物事を判断したり工夫したりできる自立心を育んでいくことができるのです。
まとめ
まずは子ども自身が挑戦してみたいことを見つけることが、自立心を育む第一歩です。
挑戦して失敗して、また挑戦してを繰り返すことで、どんどん経験を積ませてあげましょう!
自立心が育まれてくると、自分からやりたいことやするべきことを考え、洗濯できるようになります。
子どもが大人になって、社会に出ても一人で生きていけるように、今のうちからたくさんの練習を積んでおきたいですね。
年齢別に育みたい内容や知育についてまとめてありますので、良かったら読んでください。
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子どものころから自分で考える癖を付けておけば、将来自分で道を切り開ける人になれるでしょう。
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