知育の世界で子どもの表現力を伸ばすことは、目標の一つとされるほど大切です!
子どもはたくさんの知育遊びや、他人とのかかわりの中で驚くほど多くのことを吸収していきます!
自分から表現できるようになると、ぐっと世界が広がっていきますよね。
今回は子どもの表現力を伸ばすために大切なことをまとめました。
子どもの自己表現を伸ばすことの大切さ!
自己表現とは、自分の考えていることや伝えたいことを上手に表現することです。
言葉や文章だけでなく、身振り手振り、顔の表情でも伝えることができますね。
知育では、自分で考えることと同じくらい、自分の考えを伝える方法を学ぶことも重要とされています。
人は楽しいときに自然と声を上げて笑います。
悲しいときは涙が出ますし、悩み事があるときは表情が暗くなります。
また、どう伝えていいかわからない気持ちなどを言葉や文章で伝えることもあるかもしれません。
しかし、口数が極端に少なかったり、表情が乏しいなど、自分の感情を表に出すことが苦手な人もいます。
自己表現が乏しいと、相手との意思疎通がうまくできなかったり、集団になじめなかったりすることもあります。
社会生活を営む上で、自己表現力を育むことはとても大切と言えるのではないでしょうか。
また、自己表現力は社会性を身に着けるだけでなく、将来高い理解力や判断力、思考力を養う基礎にもなります。
小さいころに是非身に付けさせてあげたい能力ですよね。
子どもの表現力を伸ばす方法とは?
ここでは子どもの表現力を伸ばすための方法を5つ紹介したいと思います!
①子どもの話を積極的に聞く
基本的に子どもは話したがりです。
そんな子どもの表現力を伸ばすためには、子どもと最も近いところにいる親が、子どもの話をしっかり聞いてあげることが大切です。
子どもの話を積極的に聞き、今の気持ちや考えを理解してあげましょう。
子どもの頃に話をじっくり聞いてもらった機会の多い子どもは、他人の話が聞ける子どもにもなります。
また、子どもの話を聞きながら、大人も積極的に子どもに話しかけて感情を共有することもポイントです。
もし子どもが言葉に詰まるようなら、必死に言葉を探している合図。
あまり急かしたり、こちらから答えを提示せずに、待ってあげることも大切ですね。
②色々な人に関わる機会を作る
親だけでなく、親戚や友達など、できるだけ様々な人と関わる機会を作ってあげましょう。
同じものを見聞きしても、人はそれぞれ異なった考え方や感じ方をするものです。
子どものうちからそういった色々な考え方についてコミュニケーションを交わすことで、多様な言葉選びの表現方法を身に付けることができます!
③絵本の読み聞かせをする
上手に自分の考えを表現するためには、ある程度の語彙力が必要です。
語彙力は日常の会話の中で身に付ける以外にも、絵本の読み聞かせが効果的です。
ときには登場するキャラクターの気持ちに共感したり、今まで聞いたことない気持ちを表す言葉と出会ったり。
絵本を読み聞かせることで、子どもは今まで知らなかった世界に触れることができます。
そういった多彩な感情表現に触れることで、自己表現の幅を広げることができるのです。
④歌やお絵描きをする
自己表現は言葉や文章だけでなく、歌やお絵描きも含まれます。
言葉や文章だけでは伝えづらいときは絵を描いて補足したり、自分の気持ちを歌に乗せて相手に伝えたり等々、様々な方法があります。
色々な表現方法に触れることで、その中で自分の得意な表現の仕方を見つけたり、シチュエーションによって表現を使い分けたりすることを学べます。
表現方法の幅が広がれば、より自分の感情を相手に伝えやすくなりますね!
⑤五感を刺激する体験をする
豊かな表情や言語表現など、子どもの表現力を高めるためには、五感を刺激する様々な体験をすることが必要不可欠です。
ものづくりやスポーツ、楽器の演奏、大人数で行うゲーム、料理など、様々なものに触れ、驚きや喜びを学ぶことで、より幅広い表現を行うことができるようになります。
実際に体験しなければわからないことはたくさんあります。
こういった経験を積み重ねることで、新しい感情や表現を見つけていくことができます!
子どもの自己表現を妨げてしまう親の行動とは?
とても重要な自己表現ですが、親の行動次第で子どもが上手に自己を表現できなくなってしまう場合もあります。
こどもの表現力を高めるために、気を付けたほうがいいことをまとめました。
①親の理想を押し付ける
親が子どもに幸せになってほしかったり、期待しすぎるあまり「こうあってほしい」という理想を押し付けてしまうことがあります。
そして、子どもが理想とはずれてしまったときに「どうしてできないの」と叱ったり、イライラしてしまう人もいるのではないでしょうか。
親が子どもの理想の幸せや姿を思い描くのは決して悪いことではありません。
しかし、「こうあるべき」と思い込み、子どものことを制限してしまうと、自由な表現ができなくなってしまいます。
自己表現力の乏しい子どもは、判断力や思考力、理解力が低く、自分の考えで動くことができなくなってしまう場合があるため注意が必要です。
②子どもの感情を抑えつけてしまう
子どもは大人のように感情を言葉で表現することができないため、泣いたり怒ったり、笑ったりなど、顔の表情や行動で表現をすることがほとんどです。
特にまだ年齢の小さいうちは、人ごみの中で大声を出してしまったりなど、周りの状況を考えることができず、自分の感情に素直になってしまうこともしばしば。
そんなときに、親は思わず「うるさい!」であったり、「泣かないの!」と叱りつけてしまいがちです。
私も我慢できずにしてしまったことがあります…
しかし、子どもの感情表現を抑えつけてばかりしまうと、子どもは素直に自分の気持ちを表に出すことができなくなってしまいます。
その結果、感情表現が乏しい子供に育ってしまう可能性もあります。
頭ごなしに叱りつけず、できるだけ「面白かったね」「怖かったね」など、子どもの感情に共感してあげることが大切です。
③何でも先回りしてやってあげる
大人がなんでも先回りして決めてしまうのも、子どもの自己表現を妨げる行動の一つです。
「今日はこの服にしようね」「テレビはこれを見ようね」「これをするのはやめなさい」なども、子どもの表現を妨げてしまう可能性のある行動です。
子どもが決められることは自分で決めさせてあげたり、自分で考える時間を与えてあげることも大切です。
親が子どもの気持ちを尊重してあげることで、子どもは自分で考える力を養うことができます。
まとめ
子どもの自己表現力を育むためには、まず子どもの気持ちや考えを尊重することが大切です。
あまり親の理想を押し付けたり、頭ごなしに𠮟りつけすぎないように気を付けることで、豊かな表現力を育むことができます。
また、日常のコミュニケーションや知育を通じて表現を身に付けることもできます。
年齢別の知育については下記にまとめてありますので、よろしければ読んでください。
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豊かな自己表現力は、判断力や思考力、理解力に繋がります。
子どもの成長して、社会に出てからも大切な能力なので長期的に育みたいですね!
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