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知育ってなにをすればいいの?幼児教育で推奨されている理由を解説

小学校入学前の小さなお子さんを育てていると、時折「知育」という言葉を耳にするのではないでしょうか?

私も先日、妻と幼児雑誌を読んでいるときに「知育」についての記事を読むきっかけを得ました。そこには「知育」の意味や遊びとの違いなども記載をされており、子育てをする上でとても大切なことだなぁと感じました。

この記事では、知育と遊びの違いや、幼児教育を行う上で知育が推奨されている理由について詳しく解説をしていきます。

目次

そもそも知育ってなに?

それではさっそく、知育とはどういうものなのかを見ていきましょう。

①知育とは「三育」のうちの一つを指します

知育とは、イギリスの学者であるハーバート・スペンサーが提唱する「三育」という概念の中の一つを指します。

三育とは「知育」「体育」「徳育」の3つがバランスよく育つことで、子どものテストでは判断できない非認知能力が育っていくという考え方です

つまり、体の成長に知育や徳育がついていかない状態では子どもは健全に成長していかないという考えですね。

三育における「知育」とは、主に思考力や考察力、判断力といった知能・知力を伸ばすことを目的とした教育を指します。

知育を通じて、子どもは行動力や実行力、情報処理能力を身につけていくことができます。

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②知育と遊びの違いとは、子どもの「やってみたい」を大切にすること

「知能を伸ばす」と聞くと机に向かって勉強したり、テストを受けたりするイメージをされる方もいるかも知れません。

しかしハーバード・スペンサーの提唱する知育は詰め込み型学習や点数化できるものとは別の、点数にすることのできない知能を指します。

知育では、子どもが楽しく自主的に学ぶことを重要視しているため、大人から見るとただ遊んでいるだけにしか見えないこともあります。

それでは知育と遊びではどのような違いがあるのでしょうか?

それは、知育は子どもの「やってみたい」という意欲を大切にし、課題に対して試行錯誤を重ね、最終的に「できた」という達成感を得ることを重要視している部分です。

また、知育では年齢やレベルに応じて明確な課題を設定し、「子どもの能力を育む」ことを目的とします。

遊びを通じても「できた」という成功体験を得ることはできるかもしれません。しかし、こうした目的が明確に設定されている点も遊びと知育の大きな違いの一つです。

どうして知育が幼児教育で推奨されているの?

現代の教育では、テストなどで点数化されない非認知能力と呼ばれる力が重要視されています。

この能力は幼少期から学童期と呼ばれる幼い時期に伸びやすい傾向があることがわかっています。そのため、近年では中学、高校だけでなく幼稚園や保育園のような場でも知育が取り入れられるようになったのです。

非認知能力を子どもの頃に伸ばすメリットは2つあるとされています。

①子どもの脳は柔軟であるため、大きな能力アップが見込める

幼少期のアクティビティや遊びは、「非認知機能」を伸ばすことに適していることです。「非認知機能」は日々の遊びやアクティビティの中で楽しみながら伸びていくものです。幼稚園や小学校、友達や大人との関わりの中で、様々な活動を通じて能力を伸ばしていくでしょう。

また、幼児期から学童期は新しいことにチャレンジする力や、新しいことを吸収する力が強いことが挙げられます。様々な経験から楽しみを見つけだし、「非認知能力」を伸ばしていくのに、子どもの時期は最適であると言えます。

②子どもの将来の可能性を広げる

知育を実践することで、考察力や判断力、行動力や実行力などが身につくとされています。

そのため、子どもは社会に出る前に必要な能力を獲得することができます。

早い段階で子ども自身が自分のことについて判断ができるようになるため、将来の可能性が広がり、広い世界で活躍する人材を目指すことができるでしょう。

具体的な5つの知育方法

ここでは実際に知育を行う具体的な方法を5つ紹介したいと思います。

どれか一つだけ取り入れるよりも、複数の方法を組み合わせてお子さんが興味を持てる方法を身に着けてあげることで、効率的に知能を育むことができます。

①知育玩具を使う

5感を刺激し、考える力や行動力、表現力、好奇心を身に着けるのに知育玩具はとても使いやすい方法の一つです。

特にご家庭でも取り入れやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。

代表的な知育玩具には以下のようなものがあります。

代表的な知育玩具

・パズル

・ブロック

・積み木

・絵本

・ルーピング

知育玩具の最大の特徴は、子どもの興味、関心を引き付けるつくりをしていながら様々な教育方法がちりばめられていることです。

なんとなく置いておくだけで子どもが自然と興味を持ち、チャレンジしていってくれるのではないでしょうか。

 


 


②知育アプリを使う

現代ではアプリやタブレットを使用した知育も豊富に展開されています。子どもの年齢や発達段階に応じて手軽にゲームや遊びを通じて知育を行うことができるため、大人の方も取り入れやすいのではないでしょうか。

しかし、タブレットなどに頼りすぎてしまうことで視力の低下などのリスクがあります。

使うときは時間を決める、場所や画面の明るさに注意を払うなどの対策が必要です。

③知育教材を使う

知育教材は、絵本やワークなどを通じて論理的思考力を身に着ける知育方法です。

子ども自身が興味を持って取り組むための工夫が山ほど盛り込まれているため、集中力や表現力、自分で挑戦していく力を身に着けることができます。

知育教材は様々な会社から発行されているため、複数の教材のサンプルを取り寄せるなどし比較検討することが大切です。






④知育教室に通う

家庭の中で知育を行うことが難しい場合、プロに頼るのも選択肢の一つです。

乳幼児から利用できる知育教室は数多く、子供の年齢や発達段階によってコースを選ぶことができる場所がほとんど。適切な知育を手軽に受けることができます。

⑤日常の中の小さなことから始める

上記の方法ももちろん効果的ですが、普段の生活の中にも知育のためのヒントや活動はたくさんあります。

例えば

・読み聞かせ

・折り紙

・工作

・野菜の栽培

・ビーズ遊び

・しりとり

など

親が意識をして子どもに話しかけたり、一緒に指先を使った遊びをすることで、日常を知育の場とすることが可能です。時間があるときに、コミュニケーションのつもりで初めて見るのもいいかもしれませんね。

まとめ

知育は、生きていくために必ず必要な考察力や判断力、行動力、問題解決力などの知能を育むことを目的とした教育です。

特に幼児期の脳は成長しやすいため、是非積極的に取り入れていきましょう。






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