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小学生は塾に通うべき? 元塾講師の思うこと。

先日、友人から子供を塾に通わせたほうが良いのか相談を受けました。
僕自身話をしていて、今の子供事情について学ぶことがあったので書かせていただきます。

塾と一言で言っても、色々な種類があります。
私立中学校受験のためのクラスや、学校の補修をするクラス。
集団授業をするところや、個別授業を専門にするところ。

受験をするするのであればもちろん塾に通うべきですが、そうでないなら塾は必要なのでしょうか?

目次

そもそも何のために塾に通うのか

受験をしないお子様は何のために塾に通うのでしょうか。
結論からお話しすると僕は

自信と学習習慣を身に着けるため

だと考えています。

もちろん、お子様の成長速度には差があるためテストの点数の良し悪しはあります。
しかし、テストの点数が取れないお子様の多くは勉強に苦手意識があり、そもそも机に向かうことすら苦痛に感じている場合がほとんどです。

宿題をしない
ゲームや動画ばかり見ている
何度言っても口ばかりで行動しない

その根底にはお子様の、勉強への苦手意識と自信のなさが隠れているのかもしれません。

どうせやってもできない
勉強ができないと怒られる
怒られたくないから勉強から逃げる
勉強から逃げることで怒られる

この繰り返しの中で、お子様は少しずつ勉強から遠ざかっていくパターンを僕は何度も見てきました。

塾はこの負のスパイラルを解消してくれるための場所として活用するのが一番効果的であると強くお伝えします。

なぜ塾が有用なのか


では、なぜ塾に通うことが負のスパイラルの解消に向かうのでしょうか。
それは、繰り返しになりますが、塾が自信と学習習慣を身に着けるための場所であるからです。

学校の補修クラスは、決して難しい内容の学習を行う場所でも、生徒を叱って無理やり学習させる場所でもありません。
僕が務めていたクラスでは

生徒に問題を解かせ、巡回で正解している問題を確認し、その問題のみ答えさせる方法をとっていました。
これにより生徒はみんなの前で発表した答えが正解したという自信を身に着けることができます。
また、もし間違えてしまったとしても間違いを見つけたことを褒めるなど、積極的に生徒をポジティブな気持ちにさせる取り組みを行っています。

そうすることで生徒は塾で勉強することに対して苦手意識がなくなっていきます。
勉強して間違えて怒られない。
これだけでお子様は自分から机に向かうようになるのです。

また、授業後自習室を活用するなど、時間を決めて自分から勉強することを促すため、学習の習慣が身に付きます。

お子様は、できると自信を身に付くと、間違いなく自分から進んで学習します。

もちろん、もともと学習習慣のあるお子様に関しては塾は必要ないと思います。
しかし、

家ではどうしても遊んでしまう
お子様が遊んでいるところを見るとイライラしてしまう
何度叱っても勉強しない

そういった経験があるようでしたら塾は最高の学習環境になりえます。

塾に通うだけで大丈夫?ご家庭の支援が一番大切

とはいえ、塾に通うだけでお子様は本当に学習をするようになるのでしょうか。
実はここまで話していて申し訳ありません。
塾だけで学習をするようにはなりません。

なぜならば、お子様は塾で褒められることよりも親御様に褒められるほうが嬉しいからです。
どれだけ塾で褒められていても、親御様がそれを認めてあげなければお子様の本当の自信にはつながりません。

そのため塾を選ぶ最大のポイントは、塾からお子様の褒めポイントを教えてくれることです。

塾で褒められ、家に帰って親御様から褒められる。
褒められて楽しいからまた勉強する。
勉強して塾で問題が解けたことを、塾から親御様に伝えてもらえる
伝えられた内容をもとに、お子様を褒める

この繰り返しによって、お子様は少しずつ学習習慣を身に着けていくことができます。

学習習慣は本当に難しく、塾だけでも、親御様だけでも不十分です。
お互いにお子様のためを思って一緒になって褒めること。

これがお子様の習慣を変える最大の方法です。

まとめ

私自身、子供のころは勉強が苦手でよく親に叱られていました。
今にして思えば強く苦手意識があったのではないかと感じています。

私たち大人ですら、苦手だなぁと思うと無意識にその行動から逃げてしまうもの。
その苦手を解決するのは並大抵のことではありません。

だからこそ塾という場所を最大限活用し、お子様のために徹底的に褒めてあげる。

もちろん塾選びも大切ですが、それについてはまた後日記載させていただきます。

まずはお子様の間違いを褒めてあげること、ここから始めてみていただければ幸いです。

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