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子供の叱り方。勉強しないことは叱っていいの?元塾講師が思うこと

最近、うちの子供が動き回れるようになったためか危険な行為が増えてきました。
今まで窘める程度のものでしたが最近は暴れまわるようになってきたため(苦笑)


いよいよ叱り時かなぁと考えています。

今回はそんな叱るときに使えるテクニックについて、元塾講師が思うことを書かせていただきました。

是非ご一読ください。

目次

叱るよりも褒めることが大切。

まず一番初めに皆様にお伝えしたいことは、

叱るという行為は必殺技のようなものだということです。

基本的に叱るという行為で強制した行動は継続しません。


子供は嫌なことがあるとそこから逃げたいという気持ちが働くため、中々言葉を真剣に受け止めるとができないんです。

子育ては叱るよりも褒めるほうが大切です。
これはどの育児書でも必ず書かれている内容ですが、行動を習慣化・継続化するためには叱るよりも褒めるほうが効果があります。

しかし、時には叱らなければならない瞬間があるのも事実ですよね。

では、僕たち大人はどんな時に叱ることが大切なのでしょうか。

僕は、危険な時・緊急性が高いとき・人の道に外れる行為をした時だと考えています。

子供の安全を守ることはもちろんですが、時に痛みを伴う教育は人の痛みを知ることに繋がります。

人の痛みを感じる脳の部分と、自分が痛みを感じる部分は同じであり、

まったく叱られた経験がないと、人の痛みに対して100倍鈍感になることもあるという研究結果もあります。

そのため、ここ!と決めた行為をしてしまった際にはしっかりと叱ることも大切です。

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2,叱ると怒るの違い

とはいえ、ここで間違えていけないのは叱ることと怒ることの違いです。

ここを間違えてしまうと、子供は親の言葉を受け止めることができません。

怒る…親の感情がむき出しになっている、親がすっきりするために行う行為
叱る…親の感情をなるべく動かさずに、子供のために行う行為

まずは自分の感情を抑えられない状況で言葉を発すると怒る行為になりやすくなります。

子供に対して叱るときは、親の側がきちんと気持ちの整理ができているかを確認しましょう。

そのうえで、落ち着いて話せるなと感じた時こそ叱るタイミングです。

もちろん、緊急性が高いときなど悠長なことを言っていられないときもあります。

しかし、できるだけ意識をすることによって子供が親の気持ちを受け入れやすい環境を作ることは可能です。

まずは自分の中の感情を整理してみることが大切かもしれませんね。

2、子供を叱るときのポイント3選!子供を一人の人間としてみることが大切。

それでは子供を叱るときのポイントを3つご説明します。

①なんで叱られているのかをちゃんと伝える
②昔のことを引っ張り出して怒らない
③人と比べて叱らない

順番にお話しさせていただきます。

①なんで叱られているのかをちゃんと伝える

僕が塾講師の頃一番意識していた部分はここでした。

「〇〇しちゃダメでしょ!わかった?」

もしこれだけだと、子供はなぜ起こられているのかはっきり理解することができません。
行動そのものだけではなく、何故ダメなのかまできちんと伝えるようにしましょう。

危険な行為であるから
他の子に痛い思いをさせてしまったから
交通事故の可能性などがあったから

きちんと伝えることで、子供は何がいけないのかを理解し、改善をしようとします。
逆に、理由を伝えなければ子供はその場限りの反省で終わってしまい次に繋がりません。

子ども扱いせず、一人の人間として叱ることが大切です。

②昔のことを引っ張り出して怒らない

今叱られていることと関係ない内容を引っ張り出してしまうと、子供はきちんと親の言葉を聞けなくなってしまいます。

「昨日もこうだったでしょ」
「前にも言ったでしょ」
「〇〇のときもそうだったじゃない」

そういった言葉は子供の意識を混乱させ、今この瞬間の反省を希薄にします。
一番伝えたいはずの言葉がまっすぐに伝わらず、その場限りの反省で終わってしまう可能性があります。

③人と比べて叱らない

子供は小さくてもプライドがあります。

「〇〇ちゃんはこんなことしないのに何であなたはするの?」
「お姉ちゃんはちゃんとできたのに何でできないの?」

こういった言い方は子供のプライドを大きく傷つけます。
そして、自分はダメなんだと思い込むようになります。

そうなってしまうと、どうせ私なんて…という気持ちからより非行に走ってしまったり、何度叱っても聞かない子供になってしまいます。

まずは子供の気持ちを考え、素直に受け止められる言葉で叱ってあげることで、より気持ちが伝わりやすくなります。

3、絶対NGな叱り時!

さて、ここまでお話しさせていただきましたが、絶対にNGな叱るタイミングがあります。

それは、子供の能力不足によって起こってしまった行動です。

例えば、
・勉強がうまくできない。
・テストの点数が悪い
・宿題をやらない
・練習でできていたことが本番でできなくなっている
・勉強が習慣化しない

これらは全て能力による行動です。
ここを叱ってしまうと、子供の自信を喪失させるだけでなく、叱られる行為そのものに対して忌避感を抱くようになります。

そうなってしまえば、今後親の言葉に耳を傾けてくれることは難しくなるかもしれません。

塾講師時代によくいただいた質問として、勉強の習慣化は能力ではないのではないか?というものがあります。
しかし、習慣化は間違いなく技術であり、能力です。

大人である僕たちも運動や勉強など、努力によって習慣化したものがあるのではないでしょうか。
習慣化は自信を律する意志の力や、決断力、それを実行するための判断力を必要とする立派な能力です。

是非、お子様を叱る際にはそのことを頭の片隅に置いていただければ幸いです。

4、まとめ。

親は必ずどこかでのタイミングで子供を叱らなければならない時が来ます。
子供が泣いていても伝えなければならないことがあります。

僕たち親もつらい瞬間ではありますが、子供の未来のために正しいやり方で叱ってあげることが大切です。

そして、叱ったその日の夜は普段より強く抱きしめながら

「ちゃんと我慢できて偉かったね」

と褒めてあげてください。

1日の終わりがマイナスのイメージで終わらないだけで、子供は我慢してよかったとと思うことができます。

皆様の教育に少しでもお役に立てればうれしいです。
是非、お試しください。

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