最近、今の子どもたちは娯楽が充実しているなぁと思うことが増えてきました。
オンラインゲームにマンガ、友達とのチャット、動画サイトに無料で遊べる携帯アプリ…
中々子どもが勉強に集中できる環境に身を置くことが難しくなってきているのではないでしょうか。
元塾講師として色々な生徒さんや親御さんと接してきて、たまに驚くほど勉強な好きな子どもがいます。
もちろん、子供の気質も大きく関係しているでしょう。
しかし、そんな子どもの親御さんには共通点がありました。
今日はその共通点について書いてみたいと思います。
勉強に対してポジティブな感情で接することが大切
以前ご説明したように、子どもは基本的に勉強が嫌いです。
これだけ娯楽が溢れていると、中々結果の出ない勉強よりもそちらを優先してしまいます。
自分のやりたいことを先にやっていたら、勉強にはいつまでもたどり着けませんよね。
だからこそ、勉強がポジティブなものであると子どもに教えてあげることが一番重要です。
では、子どもにとって最もポジティブな部分とはなんでしょうか?
それは親に褒められること、一緒になって何かをしてくれることです。
よく学校の先生や塾講師も、受験をするなら志望校を見に行ってくださいと伝えることがあります。
また、将来のために勉強は必要なんだよ、と子どもに伝えることもあります。
しかし子どもにとって将来のことや、志望校について考えることは簡単なことではありません。
ほとんどの場合、親の期待にこたえたいという気持ちから行動しています。
そして、親の期待に応えられていないと感じることを最も嫌うのです。
だからこそ親の行動は子どものやる気に直結しますし、親の言動で勉強を好きにも嫌いにもなるのです。
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それではさっそく、勉強を好きにさせる親の行動を見ていきましょう。
①子供と一緒に勉強する
②何故できなかったかではなく、何故できたのかを聞く
③×は小さく、〇は大きく書く
それぞれ順を追ってご説明いたします。
①子供と一緒に勉強する
繰り返しになりますが、子どもは基本的に勉強が嫌いで、親に褒められることが大好きです。
子どもの行動のほとんどは、親の関心を引くためか、褒められるためのどちらかであると言えます。
そのため、一人で勉強をするという行為自体が非常に苦手な傾向があるのです。
それではどうすればいいのでしょうか?
それは、一緒になって勉強をすること。
これだけで子どもは驚くほど勉強をするようになります。
子どもが問題を解いている横で資格の勉強をしたり、仕事の資料をまとめたり…
一緒に机に向かって作業をするだけで、勉強をすることをカッコいいと感じてくれます。
また、一緒になって勉強をすることで褒めるポイントを見逃さなかったり、躓きを見つけやすくなります。
②何故できなかったかではなく、何故できたのかを聞く
次に重要なことは、何故できなかったよりも何故できたかを聞くことです。
問題を間違えた時、勉強に集中できなかった時…
子どもたちはその理由を明確に説明することはできません。
なぜならできなかったのですからね。
にもかかわらず、できなかったことにばかり目を向けさせてしまうと子どもは勉強に苦手意識を持つようになります。
一度苦手意識を持つようになると、自分から勉強に向かうことはなかなか難しいもの。
そのため、できるだけできたことに目を向けさせてあげる必要があります。
その方法として、できた問題についてどのように解いたのかを聞いてあげることが大切です。
子どもはできた問題については面白いくらいたくさんのことを教えてくれます。
親に教えるという行為が、親に喜んでもらえっていると感じるポイントにもなります。
そして何より、勉強を通じて親と触れ合うことが子どもにとって最大の喜びになります。
③×は小さく、〇は大きく書く
最後の3つめは、〇を大きく書くことです。
当然子どもたちは×を嫌います。
自分の出した答案に×ばかり書いてあったら、大人の私たちでも悲しい気持ちになりますよね…
そのため、〇を大きく書いてあげることで×の存在を小さくすることが大切です。
僕が触れ合った親御さんの中には、×は付けません!とおっしゃる方もいらっしゃいました。
〇がついていない問題が×なので、わかりやすいですね。
親から褒められることが子供にとって最高のご褒美
さて、上記で3つの方法をご説明しましたが、そのすべてに共通していることがあります。
それは、子どもの原動力は親に褒められること、というこうとです。
繰り返しになりますが、子どもたちは将来のことを真剣に考えることは難しいです。
どうしても今楽しいことに集中してしまう傾向にあります。
もちろん、それは集中力を養ったり新しい感性を身に着けるうえでとても大切なこと。
しかし、コツコツと積み上げる必要のある勉強とは相性が良くないのも事実です。
そのため、勉強を楽しいと感じさせるには、今この瞬間、勉強が楽しいものだと思わせる必要があるのです。
それには親御さんの協力が必要不可欠です。
忙しい現代社会、中々時間をとるのも難しいとは思いますが、少しの間子どもと一緒に机に向かう習慣をつけてみてください。
できるのであれば、時間を決めて行うとより効果的です。
それだけで、子どもの勉強への態度は目に見えて変わってくるでしょう。
まとめ
今回は多くの子どもを見る中で、共通していた親御さんのポイントについて書かせていただきました。
僕は塾講師時代、子どもにとって親の存在がどれだけ大きいかを常に感じていました。
子どもはどうしても楽しいことに流されやすい性質があります。
それでも、一番楽しいことは親と一緒にいることなのは間違いありません。
是非、『一緒に』をキーワードに、勉強に向かっていただければと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
少しでも皆様のお役に立てることを願っています。
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