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4~6歳の成長と遊びの重要性

~心身の発達に合った遊びで、子どもの成長をサポートしよう~

4~6歳は、子どもの発達において極めて重要な時期です。この時期の子どもは、身体的にも知的にも大きく成長し、社会性や感情の表現力も著しく発達します。
今までは一人ひとりが同じ遊びをしていたのが、一緒に遊ぶことを意識しだしたりするのもこの時期ですね。
「自分が何をしたいのか」や、「何が嫌なのか」をきちんと言葉にして教えてくれたり、逆に言葉にできずに癇癪を起してしまったり…色々な側面を見せてくれる時期でもあります。
だからこそ、子どもの体や心、内側でどのような成長があるのかをしっかり理解することで最適なサポートを行ったり、親の育児への心構えを行うことが大切ですね。

我が家でも、毎日「え!こんなことできるようになったの!?」という新鮮な驚きがたくさんあり、これが育児の楽しみなのかなぁと噛みしめています笑

この記事で大切なこと
①4~6歳の子どもは身体的成長」「知的成長」「感情と社会的成長」の3つの側面がグーンと発達する
②子どもの成長に最も重要なことは「遊びを通じた学び」をたくさん身に付けること
③親のサポートは子どもの興味に寄り添い、「楽しい」を意識することが大切



目次

1. 4~6歳の3つの成長特性とは

4~6歳の子どもは、一日一日グングン成長していきます。
今まで見せなかった優しい一面を覗かせたり、丁寧な動きをしてみたり…
かと思ったら急に癇癪を起したりすることもありますよね。
そういった子どもの成長は、実は3つの側面から認識をすることができます。

私はこの成長特性を意識することで、毎日癇癪を起すわが子に対して成長を実感できるようになりました笑

1.1 身体的成長:運動能力の向上

この時期の子どもは、全身を使った大きな動き(粗大運動)と、手先の細やかな動き(微細運動)の両方が飛躍的に向上します。家の中でジャンプをしたりといった、マンションの方ならどきっ!とするような行動や、真剣に机に向かう姿を見ることができるようになるのも、このくらいからと言われています。

我が家はマンションなので、クッションを敷いたりして対策をしています。子どものパワーはとんでもないな…と実感する毎日です。

◎ 粗大運動の発達

  • 特徴:走る、跳ぶ、ボールを投げる・受け取る、バランスを取るといったダイナミックな動きがスムーズになります。公園のアスレチックやジャングルジム、縄跳びなどの遊びに挑戦する意欲が高まる時期です。
  • 遊びの具体例
    1. 鬼ごっこ
      追いかけっこの中で方向転換やスピード調整を学び、全身を使う運動能力を育てます。
    2. ミニサッカー
      ボールを蹴る、走る、方向を変えるといった動きが組み合わさることで、体力と協調性を高める。
    3. 自然体験(森や公園でのハイキング)
      不規則な地形での歩行や走りは、バランス感覚を鍛えるのに最適です。

◎ 微細運動の発達

  • 特徴:指先の器用さが向上し、細かい作業に集中できるようになります。ハサミを使ったり、字を書き始めたりすることで、手先のコントロール力が育ちます。
  • 遊びの具体例
    1. 折り紙
      簡単な形から少し複雑な動物や箱などを作ることで、集中力と手先の器用さを鍛える。
    2. ビーズ遊び
      小さなビーズを紐に通す作業は、指先の巧緻性(こうちせい)を高めます。
    3. 工作
      段ボールや紙を使って自由に物を作る活動は、創造性と器用さを同時に伸ばします。

1.2 知的成長:好奇心と探求心の発達

この時期の子どもは、「なぜ?」「どうして?」といった質問が増え、知的好奇心が旺盛になります。言葉や数の概念が急速に発達し、簡単な問題解決に取り組む力が芽生えます。
可愛い言葉や、どこから覚えてきたの?と感じる言い回しまで、今まで見せてくれなかった様々な一面を見せてくれるようになる時期ですね。

◎ 言葉の発達

  • 特徴:語彙が増え、話す内容が論理的になります。物語を理解し、自分で話を作ることを楽しみます。
  • 遊びの具体例
    1. 読み聞かせと質問
      物語を読んだ後、「この後どうなると思う?」と質問し、想像力や語彙力を引き出します。
    2. しりとり
      言葉を使った遊びは語彙力を高めるだけでなく、ルールを守る練習にもなります。
    3. 会話を楽しむ
      子どもの話に耳を傾け、質問や感想を交えることで、コミュニケーション能力を育てます。

◎ 数やパターンの理解

  • 特徴:数の概念が発達し、簡単な足し算や引き算を遊びの中で理解するようになります。
  • 遊びの具体例
    1. ブロックで数える遊び
      「このブロックを5個積むと何段になる?」など、遊びに数の要素を取り入れます。
    2. おやつ分けクイズ
      「クッキーを2枚ずつ分けると何枚残る?」といった簡単な計算問題を日常生活で出題します。
    3. 数字カルタ
      数字を読み上げ、それに合ったカードを取る遊びで、数と記号の一致を学びます。

1.3 感情と社会性の発達

4~6歳の子どもは、自分の感情を言葉で表現したり、他人との関わり方を学んだりする段階にあります。
1~3歳まではお友達と一緒に遊ぶ時に1人と1人が遊んでいることが多いですが、この時期からは一緒に遊ぶということを理解していきます。
ルールを理解したり、自分のやりたいことを言葉にできるようになったりして、お友達と喧嘩をしながら他人との距離の取り方を学んでいきます。

4歳~5歳ぐらいは、自分の考えがうまく言葉にできず癇癪を起すことも多くなります。根気よく話を聞き、その感情の名前を教えてあげることで、子どもは自分の考えをしっかり伝えられるようになります。

◎ 自己主張と自立心の芽生え

  • 特徴:自分の意見を持ち、「自分でやりたい!」という気持ちが強くなります。しかし、思い通りにいかないときには、怒りや悲しみを感じやすい一面もあります。
  • 対応の工夫
    1. 小さな役割を与える:
      「お皿を並べてみて」と簡単な家事を任せ、自分でやる達成感を味わわせます。
    2. 選択肢を提示する:
      「赤い服と青い服、どっちがいい?」と選択肢を与えることで、自分で決める経験をさせます。

◎ 共感力の育成

  • 特徴:他人の気持ちを理解し始め、友だちとの関わりを通じて社会性が芽生えます。
  • 遊びの具体例
    1. グループ遊び
      鬼ごっこやかくれんぼなど、ルールのある遊びを通じて順番や協力の大切さを学ぶ。
    2. ロールプレイ(ごっこ遊び)
      お店屋さんやお医者さんごっこを通じて、他者の立場や気持ちを考える力を養う。
    3. けんかの仲裁
      子ども同士のけんかをただ止めるのではなく、「どうしたら仲直りできるかな?」と問いかけ、解決の手助けをする。

2. 成長をサポートする遊びの重要性


「身体的成長」「知的成長」「感情と社会的成長」の三つの面から、子どもの成長をサポートするためにはどうすればいいのでしょうか?
実は子どもは、「楽しい」かどうかだけで物事を判断しているという意見があります。
どんなにやらなければいけないと思っても、「楽しくない」と思うことは進んでやろうとしません。
そのため、子どもが「楽しい!」と感じられるように、教育=遊びと思ってもらうことが重要です。

2.1 遊びがもたらす効果

◎ 身体的効果

  • 全身を動かすことで、筋力や体力がつき、健康的な成長を促します。
  • 手先を使う遊びは、器用さや集中力を育てます。

◎ 知的効果

  • 想像力や創造力を育てるだけでなく、問題解決能力を高めます。
  • 言葉や数の概念を楽しく学べる場となります。

◎ 社会的効果

  • 他者との関わりを通じて、協調性やルールを守る姿勢が育ちます。

2.2 親が遊びをサポートするポイント

◎ 子どもの興味に寄り添う

  • 子どもが夢中になれる遊びを見つけ、それを一緒に楽しむことで成長をサポートできます。

◎ 遊びに挑戦の要素を取り入れる

  • 子どもが「ちょっと頑張ればできる」課題を設定し、達成感を感じられる環境を作る。

◎ 結果ではなくプロセスを褒める

  • 「すごいね!」ではなく、「ここを工夫したんだね!」と具体的に褒めることで、挑戦する意欲を育てます。

まとめ:4~6歳の成長を遊びで支える

4~6歳の子どもは、身体的、知的、感情的に大きな変化を遂げる時期です。この時期に合った遊びを提供することで、楽しみながら学びを深め、心身ともに健康な成長をサポートすることができます。子どもの特性に合った遊びを見つけ、一緒に楽しむ時間を大切にしていきましょう。

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