最近、うちの子が癇癪を起こすようになりました。
最初のうちは可愛いものだなぁ、と感じていたのです…
最近では可愛いを通り越して、どうしていいものかと悩む毎日を過ごしています。
・声を荒らげて泣き叫ぶ
・手足をバタバタして暴れる
・床や壁に頭を打ち付ける
・物を壁に向けて投げたりする
・親や周りの人を蹴ったりする
とにかく手がつけられない状況が続いています。
今回は自分の経験と、癇癪について調べてみた内容について書いてみたいと思います。
今、まさに癇癪で困っている方はぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
癇癪の原因は何?
癇癪は早いと1歳ほどからイヤイヤと言われる2歳〜4歳に多く見られると言われています。
そして5歳ほどになると収まっていく傾向にあるようにあるようです。
子供が一歳くらいになると、親や他者に対して拒否の意思を持つようになります。
そのため、コミュニケーションとして癇癪を起こすことがあります。
よく大泣きして泣き止まないや、物を投げる、親に手を出すなどの行動は、自身の不快感を取り除くための行動の場合が多いようです。
2歳ほどになってくるとコミュニケーション能力が発達し、「イヤだ!」を伝えられるようになります。
一般的に「イヤイヤ期」と呼ばれる時期ですね。
しかし言葉が発達しきっていない2歳前後はうまく嫌なことが伝えられません。
そのため「欲求の不満を解消できない」ため、癇癪を起こすことがあります。
我が家はまさにこのパターンでした。
これは子どもの自我の芽生えである場合がほとんどで、成長のために必ず通らなければいけない道でもあります。
何度も癇癪を起こすたびに少しずつ自分の感情のコントロールや、他者へのコミュニケーションについて学んでいきます。
そのため、ある程度能力の成熟する5歳前後には癇癪が落ち着くと言われています。
私達親からするとどうしても辛い時期ではありますが、子供の成長を感じて焦らず見守ってあげることも大事かもしれません。
癇癪が起こしたときにやるべき行動
では子供が癇癪を起こしたときにどのように対応するのがいいのでしょうか?
①安全を確保する
②落ち着くのを待つ
③落ち着いたら褒める
順番に見ていきましょう。
①安全を確保する
子供が癇癪を起こしたら、まず子供の安全を確保することが何よりも大切です。
暴れている本人が投げたものが自分に当たってしまうかもしれませんし、暴れている周りに怪我をしそうなものがあれば遠ざけなければいけません。
壁に頭を打ち付けたり、硬いものを掴んでいるときなどはクッションを準備するなどする必要があります。
②落ち着くのを待つ
子どもの安全がきちんと確保できたら、子供が落ち着くまで焦らずにゆっくり待ちましょう。
涙には興奮を抑える作用があるため、大泣きしているときなどはしばらくするとクールダウンしていきます。
ここで大切なのは、無理に子供を落ち着けるのでなく、興奮が落ち着くのを待ってあげることです。
外からは暴れているだけのように見えますが、子供の中では自分の感情をどうにかコントロールしようと必死になって戦っています。
そのため、無理に抑えつけようとすると子供の成長を阻害するだけでなく、よりヒートアップしてしまう可能性もあります。
家で癇癪を起こしたときはそのまま待つ、お店などで起こしてしまったときは一度外に連れ出すなどして子供が落ち着くまで待てる場所にいることが大切です。
③落ち着いたら褒めてあげる
子供が自分の気持ちの整理をつけ、落ち着くことができたらきちんと褒めてあげることが大切です。
「よく落ち着くことができたね」「物を投げなかったね」など、今までとは違う成長した部分を褒めてあげましょう。
そうすることで、子供は癇癪の中で「より良い方法」を学んでいくことができます。
時間を開けてしまうと中々素直に褒めてあげることができなかったり、具体的に褒めることができなくなってしまいます。
そのため、できるだけその場で褒めることを心がけましょう。
外で癇癪を起こしてしまうと親も冷静になって対応することは難しいかもしれませんが、子どもの成長を考慮して対応していきましょう。
できるだけ癇癪を減らすために大人ができること
さて、それでは私達大人ができるだけ癇癪を減らすためにできることはあるのでしょうか。
子供は精神的に幼いため、気持ちの切り替えをすることがとても苦手です。
そのため、急に楽しいことが終わってしまったり、嫌なことをしなければならなくなったときに強いストレスがかかります。
そうならないように、前もって準備をすることが大切です。
①前もって予定について伝える
②ルールを決めておく
③対処法について子供と一緒になって考える
一つずつ見ていきましょう。
①前もって予定について伝える
前にお伝えしたように、子供は急な気持ちの切り替えが苦手です。
そのため、例えば突然大好きなテレビが終わってしまったりすると急激にストレスがかかり癇癪が起こりやすくなります。
そうならないために、前もって予定について伝えておく必要があります。
「○○時になったらテレビ終わりにしようね」
「これが終わったらお片付けしようね」
「今やってるゲームが終わったらご飯にしようね」
など、子供がスムーズに行動を切り替えられるように準備をさせることが大切です。
②ルールを決めておく
また、①でお伝えしたように予め行動を切り替えられるような準備をすることが大切です。
その方法の一つとして、予めルールを決めておく方法があります。
ゲームは何時までや、何時になったら寝る準備をするなど毎日のルーティンとすることで子供は感情的にならずに行動を切り替えられるようになります。
③対処法について子供と一緒になって考える
あらかじめ対処方法について大人と子どもが一緒に考えることで備えることも大切です。
普段穏やかな状態のときに「怒っちゃったときにはどうするのがいいかな?」と子どもと大人で話し合っておくのです。
例えば、以下のような方法が考えられます。子どもによって、落ち着くことの出来る方法はさまざまなので子どもに合わせた方法を選びましょう。
・子どもが好きな毛布にくるまる
・新聞紙を破る
・落ち着く場所を決め、不安になったときに行くようにする
など
子供の気持ちを落ち着けるための方を一緒に考えることで、子供自身が癇癪について考える機会にもなります。
まとめ
子どもの癇癪は必ず通る道とはいえ、大人もどうしていいかわからなくて困ってしまうもの。
そんなときは子どもの言葉が中々出ないもどかしさや自分の気持ちだけ先行してしまって悩んでいる背景について考えてみましょう。
癇癪を起こす子供は子供なりに困っているのだろうという視点を持つことで、癇癪に対して少し優しい気持ちになれるかもしれませんね。
コメント